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VWのSUV「トゥアレグ」がフルモデルチェンジを受けて2代目モデルに

世界的に成功を収めているフォルクスワーゲン(VW)のSUV「トゥアレグ」がフルモデルチェンジを受けて2代目モデルとなりました。力強い走りと10・15モード燃費13.8km/Lを実現したハイブリッドモデルもラインナップに加わりました。(1月19日・グランドハイアット東京)。

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VWグループを統括するデザイナー「ワルター・デ・シルヴァ」氏の手によって、スタイリッシュかつダイナミックに生まれ変わったエクステリア。ボディサイズは、全長4800mm×全幅1945mm×全高1740mm、ホイールベース2905mm。


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SUVらしいスポーティさや開放感と高級サルーンなみのラグジュアリーさを両立したインテリア。


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ハイブリッドモデルに搭載されるスーパーチャージャー付きの直噴3リッターV6DOHCエンジン。最高出力245kW/5500-6500rpm、最大トルク440Nm/3000-5250rpmを発揮。


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ラゲッジスペースの下に搭載されているニッケル水素バッテリー。240個のセルから構成され、288Vを発生。


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「E-MODE」スイッチを押せば、最高速度50km/h、最大航続距離2kmで、電気モーターのみの走行が可能。モーター単体の最高出力は34kW。


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ガソリンエンジンモデルに搭載される3.6リッターV6DOHCエンジンは、最高出力206kW/6200rpm、最大トルク360Nm/2900-4000rpmを発揮。アイドリングストップシステムやブレーキエネルギー回生システムを採用して環境性能を高めています。

高品質な内外装やオールラウンドな走行性能など、初代が持っていたプレミアムSUVの要素をブラッシュアップし、さらに環境性能と安全性能を大幅に高めた新型トゥアレグ。車体の大きさや価格面からみても、誰もが手に入れることができるモデルとはいいがたいですが、VWの日本市場へ対する意気込みが感じられる一台に仕上げられています。

メーカー希望小売価格(消費税込み)は、ガソリンエンジンモデルが623万円、ハイブリッドモデルが898万円です。

リポート・写真:小堀 和則

リポーターについて

武田 隆(たけだ・たかし)

1966年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科中退。出版社アルバイトなどを経て、自動車を主体にしたフリーライターとして活動。モンテカルロラリーなどの国内外モータースポーツを多く取材し、「自動車アーカイヴ・シリーズ」(二玄社)の「80年代フランス車篇」などの本文執筆も担当した。現在は世界のクルマの文明史、技術史、デザイン史を主要なテーマにしている。著書に『水平対向エンジン車の系譜』 『世界と日本のFF車の歴史』『フォルクスワーゲン ゴルフ そのルーツと変遷』『シトロエンの一世紀 革新性の追求』(いずれもグランプリ出版)がある。RJC(日本自動車研究者ジャーナリスト会議)会員。

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